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卒業生インタビュー

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2021年11月27日(土) @KGK事務所

KGKの事をもっと色んな人に知ってもらいたい!という

2021年度広報委員会の思いのもと、

卒業生の先輩方3名をお招きして、KGKで受け取った恵みについてインタビューしました!

関谷勇祐さん

 中央大学卒業(2021年)→神学校。現役時代は多摩☆ブロッコリーに所属。
 

天野加恵さん

 日本女子大学大学院卒業(2014年)→就職。現役時代は池袋ブロックに所属。

 

三浦杏子さん

 日本赤十字看護大学卒業(2017年)→助産師学校を経て、現在は助産師。現役時代は渋谷ブロックに所属。

学内活動
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学内活動(関谷勇祐さん)

 

僕の教会にKGKの主事が長く来ていたので、KGKもずっと知っていました。大学に入る時も、主事の方が中央大学の学内に紹介してくれていたんです。その紹介の仕方にちょっと悪意があって、「面白いやつが来ますよ」って紹介してくれていたんですよ。だから、みんな期待するわけです。まぁ、こっちも「俺はおもろいな」っていう自覚はあったんですけど。(笑)

 

新入生歓迎会は、あんまりいい思い出はなくて。北海道からもう1人新入生が来ていたんですけど、そいつがめっちゃ面白くて。俺より面白いやつが来ちゃったんですよ。それが初めてKGKに参加した記憶ですね。

 

聖研に初めて参加したとき、先輩が言った言葉に対してものすごくモヤモヤしたんです。だけど、そのとき反論というか、自己主張ができなかったんですよね。そこから「KGKいっかな」って、あんまり行かなくなったんです。

 

それから、ずっと行ってなかったんですけど、教会にいた主事の人に、学内の夏合宿に誘われて、それで行くことになったんです。朝、新宿に集まってバスで出発する時、みんな知らない人で全然仲良くもないんだけど、僕がバスに乗って1人座っていたら、隣に学内リーダーだった人が座ってくれて。そこから、新潟まで行くまで4時間ぐらい隣同士なわけですよ。目がムスッとしている、全然知らないパジャマみたいな服装のやつの横に座るっていう、その愛に僕はすごく感動して。「4時間俺と一緒にいられるのか、この人は」って。

それが、KGKに行ってみてもいいなって思えたきっかけでしたね。

 

先輩と後輩との関わりもすごく印象的でしたね。特に、印象に残っている言葉は、僕が学内リーダーになる時に、リーダー引継ぎしてくれた人が言っていた「とにかく時間をかけろ」です。「リーダーという役職に時間をかけろ」と。「今いる学内の人たち一人ひとりに、時間をちゃんとかけなさい」と。「命っていうのは、すなわち時間のことだから、命をかけて学内メンバーを愛するっていうのは、お前が時間をかけて愛するってことだ」と。普段ちゃらんぽらんな人だったんですけど、それだけすごく響いて。学内の思い出っていうと、そういう先輩とか後輩との関係っていうのはすごくでかいですね。

ブロック活動

ブロック活動(天野加恵さん)

 

教会に主事が来られていたので、KGKの存在自体は知っていました。さらにその主事が池袋ブロック担当だったので、ブロッ祈(ブロック祈祷会)とかに行かないと行ってないことがバレちゃうと思い、逃げられもせず行っていました。そのうちに、定期的に御言葉に触れることが、すごくいいなっていうか、自分の養いになっているなと思い始めて。これっていうきっかけがあったわけではないんですけど、養われるために行き続けていたら、卒業まで行き続けていたという感じです。

 

池袋ブロックは、立教大学をお借りしてブロッ祈をやっていました。8時半までに必ず退室しないといけず、時間をオーバーしてしまうと立教の方に迷惑がかかってしまうんですけど、毎回オーバーしてしまっていました。立教の方が、そのことで苦しい思いをしているというのを聞いて、祈祷会のあり方を変えようということを提案したんです。でも、他のメンバーの方には、時間を短くするってことは、何かを削るっていうことなので、不信仰に捉えられてしまって、「祈祷会の時間を削ってしまうっていうのはよくない」っていう風に言われました。どっちも正しいと思うんですよね。KGK活動で、ぶつかるっていう経験を初めてしました。

 

今まで、どっちかが折れればいいって思っていて、より正しい方じゃないけど、よりやりやすい案の方が採用されればいいみたいな。でも、祈ったり、ミーティングを重ねていくうちに、関係が悪化するどころか深まっていくのを感じました。神様がいる交わりっていうのは、ぶつかったり、自分の意見を言ったりしても、関係が壊れることはないし、むしろそれによって、お互いの賜物が生かされて、交わりが深まっていくのだなっていうのを感じました。それが、ブロックでの一番大きな経験だったかなと思います。

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地区活動(三浦杏子さん)

 

教会のお父さん世代の人が「KGK、KGK」って、私が中高生の時に言っていて、大学生になったらKGKに行くものだと勝手に思っていました。

 

ゴリゴリのミッションスクールだったところから、普通の大学に入って、世間とのギャップみたいなものをすごく感じました。「ああ、なんでこんな大学きちゃったんだろう」って思って、藁をもすがる思いで地区新歓に行ったっていう記憶があります。

 

地区新歓、楽しかったんですよね。「こんなにクリスチャンいるじゃん」っていう、久しぶりにクリスチャンいっぱいに囲まれた嬉しさ。ミッションスクール上がりだったので、友だちも結構いて、そんなに初めましてばかりじゃなかったからっていうのもあったかもしれないです。最初はブロックとか学内っていうより、地区ばっかり行っている感じでしたね。

 

「教会の総会って、長いし疲れるし何のために」って、ずっと思っていたんです。でも、いざ自分が、実行委員会としてKGK総会に参加してみて、1年間こんなイベントとか合宿とかがあって、感謝だったことと大変だったことをみんなで話し合って、振り返るっていう機会を通して、「教会の総会もこういうことだ」って思いました。KGKって、教会の縮図のような気がして、それがすごく勉強になりました。関東地区総会で、結構熱く議論しているのも見た時、それだけみんな熱く考えているっていう勉強になったし、そういうときにどう関わればいいのかっていうのも、教会でも参考になり得ることだなって。学生時代に、そういう主事とか大人がいる中で自由に発言できて、良い意味で自由に戦えるっていう環境にいれたこと、すごくありがたかったなと思います。

地区活動
KGKって、

KGKって、どういうものでしたか?

三浦杏子さん

 

どういうものだったか。うーん。でも確実にKGKで信仰が変えられたので、なかったら今どうなってたかなっていう感じです。

会員になるときに、証を書かなきゃいけないじゃないですか。それで、「救いの証を書くぞ」ってなったときに、自分の救いの証が書けなくて。

小6のときに受洗して、そのまま中高ミッションスクールだったので、別に神様から離れていたわけじゃないけど、いわゆる“温室育ち”っていうか、クリスチャンがほとんどの世界で、戦いもそんなにせずに育っていました。その中で、救いの確信が揺らいでいた自分に気がついて、主事に相談したり、友達に相談したり、祈ったり、いろいろ紆余曲折あって、その結果、「証が書けた」「私はやっぱりこの罪から救われて生かされているんだ」っていうのが、KGKの中で再確認できたっていうのがすごく大きかったですね。

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天野加恵さん

 

私は、教会に仕えることを学んだ6年間だったなと思っています。

うちの教会は、すごく規模が大きくて、500人教会って言われる教会なので、私が奉仕しなくても多分教会はまわるし、逆に「奉仕する」ってなると結構大勢の前で奉仕することになるので、神様のためにしているっていうよりも、自己実現のようになっちゃう誘惑もあったりして。

大学院1年生、夏期学校準備委員をやった時に、ミーティングのスケジュールが合わなくて、夏期学校3日前とかに集まんなきゃいけないけどどうしようって時があって。その時、1人の準備委員の子が、何か奉仕があるわけじゃないけど「教会のお楽しみ会があるから無理です」って言ったことがあって、それがすごく衝撃的でした。

というのも、私の教会と同じような規模感の教会で、同じ日に私もお楽しみ会があって、私は奉仕はないけど行くことは求められてるっていう、似たような状況だったんです。

私は「その日は空いてるから大丈夫だよ」と言っていたけれど、その子は「お楽しみ会に参加することで教会を建てあげる必要があるので、僕は行きたいです」っていうふうに言っていて。

500人のうちの1人だろうと、神様にとっては私が1人で、お楽しみ会だろうとなんだろうと、何か役職がなくても、その教会に仕えるっていうことが、求められているんだなって思いました。

結局、卒業後って教会がベースになっていくので、そこに自分の基盤を作れたっていうのはすごく大きかったかなと思いますね。

関谷勇祐さん

 

KGKの4年間は、ひたすら「自分って大したことなかったんだな」って教わった4年間だった気がしています。

入学したときは「俺の年齢でこんくらい信仰あったら大したもんだ」とか思っていたんですよ。そこから、すごい同期といっぱい出会って、すごい先輩といっぱい出会って。自分がいかに狭い世界だったかとか、見えていなかった自分の罪人としての姿とかがあったっていうことをすごく思いました。

さらに、献身というか、神学校行くきっかけもKGKでもらって。応答するか迷っていたときも、「自分はそんな大したことないってすごく教わったけれど、こんな自分でも神様が用いるなら」とか思って、神学校行くって決めました。4年の最初か3年の夏とかだったかな。

あと、もう一個、同期の話。やっぱり、この人のために祈りたいって思えるような同期が与えられたのも、すごく大きくて。

初めて同期会行ったとき、ここ(KGK事務所)だったんですけど、友達1人もいなくて、誰とも話さず僕は帰ったんですよ。そうやって同期会行かなくなったけど、結局そのあとも、世話役を2年間やって、今も、楽しい交わりがたくさんあって。

なんやかんや用いてもらって、その中で、ほんとに「自分って大したことない」って思わされた、僕のKGK生活は。

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卒業後に気がついた恵み

​卒業後に気がついたKGKの恵み

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三浦杏子さん

 

よく「その大学に遣わされた」とか言うじゃないですか。大学生のときはそれを信じていたけど、卒業して、本当に職場に遣わされているっていう感覚がわからないというか、言い聞かせて言っているだけじゃないかなって思う時とかもあります。働くのはしんどいけど、本当に遣わされているのかなって。でも、とりあえず留まって、職場のために祈って、機会があれば「クリスチャンです」って話してみるみたいな感じです。

なんか学生の時と変わってなくて、どこの場所に行っても、神様に何度も何度も問い続けるみたいな。

本当に遣わされているかはわからないけど、とりあえず自分が行く場所はいつもどこかあって、今のとこじゃなくても家庭だったり、何か新しい習い事をしたりとか、その行く場所行く場所で、“キリスト者として生きるのみ“なんだなと思ってみてます。これがわかったの、最近で、遅いんですけど。

「あ〜、社会も結局KGKじゃん」みたいな感じを持っていて。

よく祈って、ここにいることがNOと言われないのならば、神様と一緒に生きるのみ。

そんな感覚の基礎を作ってもらったのが多分KGKです。だからなのか、今も生きることが出来ているんだなって思います。なんか、社会に出ていくのに、生きるために必要な食料をいっぱい詰めて出てきたみたいな、そんな感覚です。

天野加恵さん

 

学生時代に信仰のあり方とか、自分の核、土台になるものを一緒に探して、もがいた仲間がいるっていうことが一番大きいかなと思っています。

卒業後って、悩むことに対して正解がないっていうか。転職してもいいし、今のところに留まってもいいし、結婚するのか、なんなのかみたいなことを悩み続けると思うんです。

そうしたときに、もちろん神様と一対一で祈るっていうことも訓練されたけど、なんか自分の弱さとか、汚いところとかを知ってくれている友達に、包み隠さず「こんなことについて祈って」って言えることがすごく、仕事をする上でも、日々の生活をする上でも助けになっているなと思っていて。

そうやって祈ってもらっているからこそ、今こうやって信仰生活を続けられているんだろうなと思うし、それはすごく恵みだなと思いますね。

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関谷勇祐さん

 

僕がKGKを通してもらったものは、視野の広さみたいなものです。

もともとすごく人を裁くタイプだったんですよね。

新歓に行った時も、踊っている人見て「なんでこの人たち踊ってんだろう」とか、「賛美って踊ってやるもんじゃない。心からやるもんだろ」と思って、裁く目を持っていたんですよね。大学でも、お酒を飲む人とか、タバコ吸っている人とか、すごく裁いていたんです。だけど、いろんな人と関わる中で、人を裁くほど僕は全然偉くなくて、むしろ本当に人に伝道したいのであれば、そういうところで裁くんじゃなくて、それすらも超えていくような交わりを持つ必要があるんだってKGKで気づいて。

今は、そういう目で人を見るんじゃなくて、もっとその人の本質と関わっていきたいなって思います。

あの頃は「クリスチャンとしてどうなの?」とか言うタイプだったんですけど、それはもう全然思わなくなりましたね。KGKを通して教わった一番大きいものはそれだなって思います。視野が広がりました、クリスチャンとして。

話していただいたすべては掲載できませんでしたが、それでも、それぞれに違うKGK生活とその恵みがあったということ、壁や弱さと直面しながらも、神様との交わりを通して学びがあったということを感じました。

 

ご協力いただいた3名の卒業生の方々、本当にありがとうございました!

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